認知行動療法では、個人の体験を「環境」と個人、個人内の「認知」「気分・感情」「行動」「身体応」に分け、それらの相互作用や悪循環への気づきや理解を深めていきます。
そして、認知と行動の工夫を検討し、問題の解決や改善を目指す心理療法です。
科学的な根拠に基づき、積極的な対話や様々なワークを取り入れ、最終的には、セルフヘルプの力を得ることを目指していきます。
SST(ソーシャルスキル・トレーニング)とは、人と関わる力を高めるトレーニング方法です。
社会生活においてその場に応じた適切な言動を取ったり、相手の意図を理解したりする力を伸ばします。ソーシャルスキルが身につくと、周りとのコミュニケーションが円滑になり、より良い対人関係を築く助けになります。
当院のSSTはVR動画を用いて、相手や状況によってどのように発言すると良いか工夫を知り、その場面を疑似体験することができます。
来談者中心療法は、1940年代に臨床心理学者のロジャーズが創始しました。"今、ここ"でクライエントの考えていることや感じていることを傾聴し、セラピストが共感的に理解することで、クライエントの気づきや成長を促していく療法です。
困り事や悩み事が生じても、ゆくゆくはクライエントが自分自身でそれらを抱え持ち、対処できる人になることを目指していくアプローチになります。
解決志向アプローチとは、ブリーフセラビー(短期療法)と呼ばれる心理療法のうちの一つです。
解決志向の考え方の基本として、患者様ご本人のリソース(資源・資質)・強み・成功の事例に焦点を当てます。「人は自身の解決のためのリソースを持っており、自身の解決の専門家である」という考えのもと、患者様ご自身の望む未来に向けて考えていきます。少しでもうまくいっている「例外」を探し、良い状態を拡大させていく方法などがあります。
交流分析 (Transactional Analysis)とは、精神科医のエリック・バーンが創始した心理療法の理論と技法です。
だれでも幼少期に両親や親的人物との関係の中で生きるために身に付けた、考え方、感じ方、行動のパターンを持っています。
成長した今では、それらが生きづらさをもたらすものになっていることがあります。患者様自身がセラビストとの関係性の中で<今・ここ>にある様々な可能性を気求し、新しく決断し、自分らしい考え方、感じ方、行動に向けて一歩踏みだすお手伝いをします。
カップルカウンセリングは、恋人や夫婦などのパートナーの間で問題や関係性の課題に取り組むための心理療法です。下記のような効果が期待されます。
集団精神療法は、複数の参加者が集まり互いに交流しながら、感情や思考、行動について、学び合うことで、心の健康を向上させることを目指します。当院ではVRによるSST(ソーシャルスキルトレーニング)や、コミュニケーションを深めるためのカードを使ったゲーム形式のアプローチを行うこともあります。
保険診療が適用になります。実施日時に関してはお問い合わせください。
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